警備検定は学科がすべて!(問題集の勉強方法)


あまり意識してなかったのですが、当ブログで最も閲覧数が多いのは、

「警備検定は学科がすべて!」

という記事らしいです。

やっぱり施設2級検定あたりを受ける予定の人たちが、情報収集しているうちに、こっちへ飛んでくるのかな?


警備検定に対する自分の考え方は一貫しています。

まとめると、

1.警備検定は実技より学科を断然重視。合否は学科試験の出来で決まる。
2.実技試験は多少テキトーでも大丈夫。ハッタリかまして(気合と元気で)乗り切る。
3.学科対策に教本は必要なし。問題集の反復学習のみで十分。

だいたいこんな感じですね。

我がのほほん警備隊でも、検定受検者にはこれらを意識させていますが、上記3については補足が必要かもしれません。

なぜ「問題集」だけやっていれば学科対策は十分なのかというと、本番の学科試験は、「問題集」に載っている問題の選択肢を微妙に変えて出題されるものが多いからです。

多いというより、ほぼ全問がそんな感じです。(セキュリティ・プランナーの学科試験も同様でしたね)

なので、問題集を繰り返し勉強しさえすればOK! 

・・・と、本来はなるはずなのですが、しかし勉強のやり方が拙劣だったら、合格するには不十分でしょう。


たとえばこの問題。

【問題】次は警備業の歴史・意義と重要性についての記述であるが、間違いはどれか。
① 昭和39年に開催された東京オリンピック選手村の警備によって、その存在を広く認識された。
② 高度成長期における企業の合理化と人手不足の時代を背景として、各分野で急速に発達した。
③ 現在では「生活安全産業」として、国民生活に深く定着している。
④ 社会構造の複雑化、治安情勢の深刻化等により、国民の自主防犯活動が活発化している。
⑤ 地域社会における犯罪抑止機能が安定してきたため、今後は警備業の果たす役割の重要性は減っていくと考えられる。


正解はもちろん⑤ですね。

「重要性は減っていく」ではなく、「重要性を増す」が正しい。

さあ答えが分かったのでこの問題は終了! はい、次の問題へ。

・・・なんてのはダメですよね。

「問題集」の問題がそのまんま本試験でも出るというならともかく、ただ答えをおぼえるだけの勉強では、不十分きわまりない。

ではどうやって勉強するか?

自分が本試験の出題者だと仮定してみましょう。

自分が「問題集」の問題をベースに試験問題を作るとしたら、選択肢の文章をどう変えるか? 

あるいは、もし意地悪な上司が出題者だったら、この問題の選択肢をどんなふうに変更してくるか?

そんなふうに考えながら学習を進めていくことです。

例をあげると、上記【問題】の選択肢①で、「昭和39年に開催された東京オリンピック選手村」の部分をね、「昭和45年に開催された大阪万国博覧会の展示館」というふうに変えるとか。

②の選択肢だったら、「高度成長期における企業の合理化と人手不足の時代を背景として」の部分を、「第一次オイルショックにおける国内景気の減速と先行きの見えない社会的な不安感を背景として」みたいなのに変えたりしてね。

③なら、「生活安全産業」を「治安維持産業」にしたり。

④であれば、「国民の自主防犯活動が活発化している」の部分を、「国民の自立自助精神がますます重要となっている」にするとかね。

こんな感じで、本番で出題されるであろう問題を想定しながら勉強していきましょう。

けっこう楽しい作業だと思いますけどね。

ただただ教本や問題集を読むだけの単調な勉強に比べたらね。

警備検定は学科がすべて!(問題集の勉強方法2)へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました