せんきょ


今日は衆議院議員総選挙の投票日。(あと最高裁判所裁判官国民審査と県知事選も)

ひさしぶりに投票所へ行ってきました。(ひさしぶりだったので投票所が以前と違っているのを知らなかった)

誰に票を投じたかは内緒です。

昔は、ぜったい当選しそうにない候補者を狙って投票したり、「ど・れ・に・し・よ・う・か・な・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り」なんてテキトーに選んだりしていましたが、さすがにもうそんなことはしません。

最高裁裁判官の国民審査については、全員に✕をつけました。

これは昔から一貫しています。


選挙、で、ひとつ思い出しました。(わざとらしい)

子供のころに近所の連中とよくやった「せんきょ」という遊びです。

「せんきょ」

おお、懐かしい響き。

この遊びはゴムボール一つだけ使っておこなうシンプルなものです。

まず一人が、たとえば「いヴぁん~」と叫びながら、ボールを屋根の上に投げます。

そして名前を呼ばれた者(この場合はいヴぁん)が、屋根から転がり落ちてくるボールをキャッチする。

そのくりかえしです。

そしてボールを何度か受けそこねたヤツには罰ゲームが与えられます。

「はりつけ」です。

罰を受ける者は背を向けて塀にはりつき、他の者がそいつの背中へ順番にボールをぶつけていく、というものです。

じつは罰ゲームのほうがこの遊びのメインなんですよね。(笑)

当時、この罰ゲームに異常なほど燃える男が、仲間の一人にいました。

ガキのくせに身体がデカく、馬鹿力もあったので、こいつがいるときには絶対に「はりつけ」の刑は避けたかった。

しかし、そんなときにかぎってキャッチミスを連発するんですよね。(涙)

もちろんゴムボールですから、ぶつけられたところで肉体的にはたいしたことないんですが、それよりも精神的なダメージがね。

ヤツは自分の番になってもなかなかボールをぶつけてこないんです。

ぐへへへ、と笑いながら、こちらを焦らしに焦らす。

それからおもむろに、

「オラァァアアア、いくぞぉぉおおお!!!」

と、絶叫しながら、ボールを投げてくるんです。

そのおそろしさといったら、もう。

あの恐怖の体験だけはあんまり思い出したくない。

(ちなみにこの遊びは全国的にも昭和40年代に小学生の間で流行したようだが、他の地域では「しけい」という名称で呼ばれていたらしい。「せんきょ」と言っていたのは我が地元だけみたいです)


・・・ところで、現実の選挙でも罰ゲームがあったらいいと思いません?

有権者の信頼を裏切った政治家は(もともと信頼などゼロか?)、全員「はりつけ」の刑に処する。

むろんゴムボールなんて甘っちょろいものでなく、野球の硬式ボールくらいはぶつけてやらないと。

死んじまうか。(笑)


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