大変なことになりました。
同じ8月2日のボクシング興行で、試合後に急性硬膜下血腫の開頭手術を受けた2人の選手が、ともに意識不明のまま死去したとのこと。
神足茂利選手と浦川大将選手、いずれも28歳のランキングボクサー。
同一興行に出場した選手が(試合はそれぞれ別)、2人も亡くなるなんて、とんでもないことだ。
重岡銀次朗選手もいまだ意識を取り戻したとは報じられていないし、そもそも銀次朗選手のリング事故からして、すでに非常事態といっていい。
これはもう、予定されているボクシング興行をすべてストップして、緊急に対応策を講じるべきじゃないか?
普通だったらそうなるよね? (日本のボクシング業界は普通じゃなさそうだが)
亡くなった2人と同じジムの選手や関係者はもちろん、現役のボクサー全員が今回の事態に動揺をおぼえているに違いない。
こんな状態のまま、ボクサーを戦わせるべきではない、と思います。
メジャースポーツとして生き残りたいのであれば、JBC(日本ボクシングコミッション)など日本のボクシング業界は、世間に対してしっかりした見解を示さなければならないのでは?
そもそも最初からメジャースポーツじゃないし、マイナーでも一向に構わん、というファンやボクオタが大半だったりするかもしれないけど。

・・・一般の、単なるボクシングファンごときが何か言ったところで、しょうがないかもしれません。
元々が、相手の頭部を打撃して脳を揺らし合う、危険極まりない競技です。
「ボクサーの健康と安全が何より優先されねばならない」などと主張したところで、いまさらという気もします。
防具もつけずにお互い顔面をぶん殴り合うのだから、安全もクソもないでしょう。
しかし、ボクサー本人が危険を承知で戦っているのだから、試合で何があっても自己責任、という意見はちょっと・・・
あまりに無情だし、暴論すぎるのではないでしょうか。
このままだと、ボクシングを辞めていく者が続出するかもしれないし、これからボクシングを志す者など誰もいなくなるかもしれません。
現役ボクサーの身内の方々も、なんとしても当人にボクシングを辞めさせようとするのではないでしょうか。
自分も先日、「身内の者がボクシングをやるとしたら反対はしないまでも素直に応援はできない」と書きましたが、いまは違います。
断固反対して、ボクサーになろうとするのをやめさせるでしょう。
もはや能天気なボクシングファンではいられなくなりました。
今後、日本のボクシングはどうなるのだろう?



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