堤駿斗とライアン・ガルシア


志成ボクシングジムのスーパーホープ、堤駿斗が、試合前日の計量をパスできず、規定体重を1.6キロも超過。

しかし翌日の4月17日に試合は行われ、オーバーウェートの堤が、元王者のアンセルモ・モレノに3回KO勝ち。

階級制の競技で、片方の選手が体重超過したのに、ふつうに試合が成立するなんて、どう考えてもおかしいのだが、最近はこの手の話が多すぎて、いちいち文句たれるのも馬鹿らしくなります。

とはいえ、主催者側からすると、なかなか試合中止というわけにはいかないのでしょう。とくにメイン試合ともなると。

だいたいボクシングのチケットは高すぎる。

コロナ前に比べても、ムチャクチャ高騰してるんじゃないか?(べつにコロナ前が安かったわけではない)

高価なチケットを購入してくれたお客の手前、そりゃ簡単に試合をキャンセルできないわな。


海の向こうの米国でも、体重超過をやらかしたボクサーが話題になっています。

ライアン・ガルシアという、人気者ではあるがちょっと変な人が、世界スーパーライト級タイトル戦の公開計量で、堂々と😓体重超過をしたらしい。

3.2ポンド(約1.4キロ)オーバーにもかかわらず、計量台の上でビールを一気飲み。体重落とす気などまったく無かったようです。

こんな馬鹿でも人気だけはありますし、米国では体重超過による計量失格など、珍しくもなんともなくなっているので、試合自体は当然キャンセルにはなりません。

ガルシア陣営が相手に150万ドル(2億3千万円くらい?)を支払い、試合は当たり前のように行われるとのこと。

もうメチャクチャですね。

どうせなら最初から計量なんかせずに、好きな体重で戦わせればいいのに。

しかし米国のボクシング界は、よくまあこんな体たらくで、「スターになりたければ(ボクシングの中心である)米国で戦うべきだ」とか、偉そうに井上尚弥に意見できるものだ。


まあ、クソ米国ボクシング界もライアンくんもどうでもいいが、堤駿斗のほうはあまりに残念だし、心配です。

これで彼のキャリアが終わったわけではないけれども、重大な汚点を残したことは間違いないし、今後もやらかす可能性はじゅうぶん。

前々から危惧していたが、やっぱり所属するジムを間違えたのではと思います。

減量失敗する選手がやたら多いし、いろいろ問題あるジムというか、問題児をたくさん集めたようなジムというか。

堤には帝拳ジムか大橋ジムあたりに入ってもらって、正々堂々ボクシングの王道を歩んでほしかったな。



(追記)

ちょっと誤解を生みそうなので一言。

当然、この場合の堤も、体重をクリアできなかった時点で「自動的に負け」、それ以外にあり得ないと思っています。

なにより相手をしたモレノが気の毒すぎる。

本来、堤の所業に同情の余地はないのですが、体重超過で勝ったとはいえ、誰かさんみたいに馬鹿ヅラさらして喜んでいたわけではないのでね。


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