だいぶ前にebookjapanで、『柔道讃歌』の電子書籍全16巻セットを購入したのですが、このたびようやく全巻読破しました。
『柔道讃歌』は、柔道を題材にした大昔の漫画作品です。いかにも梶原一騎原作って感じのスポーツ根性漫画です。

テレビアニメは何度も見たことがあるのですが、原作漫画は最後まで読み通したことがありませんでした。
2003年にホーム社から刊行された漫画文庫全6巻はぜんぶ購入して読みましたが、あの漫画文庫版って、途中で刊行打ち切りだったんですよね。
あの文庫版は、高校の全国大会で終わっていて、てっきりそれが最終回だと当時は思い込んでいました。
ところが、実際の原作はそこで終了ではなく、全国大会の後、アメリカ遠征の日米対抗親善試合や講道館からの招待試合、そして全日本選手権大会の死闘と、まだまだ続きがあったんですね。
あれから20年余、ようやく念願叶って、全巻読破を果たしました。
感無量です。(大げさな)
作品の内容ですが、大昔のスポ根ものらしく、現実ではありえない必殺技が全編に飛び交います。
「巴二段投げ」や「巴黒潮くずし」、「巴津波おとし」に「天地がえし」、「大竜巻落とし」「回転地獄ころがし」「ヘーシンク式原爆おとし」等々。(「回転地獄ころがし」がわりと好きだったりします)
そして主人公をはじめ、柔道部の仲間やライバルたち、魅力的なキャラクターがたくさん登場します。
鬼の利鎌先生や、柔道部の大東坊主将に荒尾部長、イケメンの帯刀省吾やベン・ワーロック、天童高志にマックス・ゲーリング等々。
全体のストーリーも燃えに燃える展開だし、とても面白い漫画だというのは間違いありません。
しかしながら主人公の巴突進太(ともえ とっしんた)。こやつのマザコンぶりには、途中から辟易の極みです。
「かつて講道館で女三四郎と呼ばれ、天才柔道家だった母親の「柔よく剛を制す」の夢を受け継ぎ、母子シャチとしてその夢を追い求めていく」
・・・というのが、この作品のテーマですので、母親の存在がたいへん重要なのはよく分かりますが、それにしたって主人公の母ちゃんへの執着ぶりは異常すぎる。
利鎌先生や青江波子ちゃんが可哀想や。



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