ABEMAのライブ中継を見ていましたが、井岡一翔の完敗でした。
最初からマルティネスに好き放題打たれて、「こりゃあかんわ」とみんな思ったことでしょう。
これまでのボクシング人生の負債を一気に精算するかのような試合。
ああ、これで引退なのかと思わせるような、見てて非常につらい試合でした。
ふと同じ大阪の六車卓也さんを思い出しました。彼の最後の試合となったファン・ホセ・エストラーダ戦を。(36年前。古っ!)
あの試合も、1ラウンドからエストラーダのパンチが面白いように当たって、絶望的な立ち上がり。
必死に六車が挽回を試みるも、中盤はエストラーダのなんちゃってアウトボクシングにはぐらかされ、効果的な反撃ができず。
けっきょく序盤のダメージが響き、11ラウンドにKO負け。この試合を最後に六車は現役を引退しました。
いや昔話はどうでもいいですね。
井岡はしかし、あれだけのパンチを被弾してよく倒されなかったな。(途中からマルティネスが省エネボクシングに徹したせいもあるが)
こんなにタフだったのかと驚いたが、逆にダメージが心配です。
ここまで打たれまくった井岡は初めて見たし、やっぱりこの試合を最後に引退なんだろうな。(本人の決断次第だが)
ところで勝ったマルティネスだが、当然ジェシー・ロドリゲスとの統一戦が取り沙汰されるだろう。
しかし、ロドリゲス陣営が、マルティネスとの試合を組むわけないだろ。
ロドリゲス本人の気持ちはどうか分からないが、陣営が倒されるリスクの高い相手を選ぶわけがない。
しかも金にもならない相手を。
どうせ今後は、ファン・フランシスコ・エストラーダとの再戦をはじめ、ローマン・ゴンザレスやカルロス・クアドラスなど、力の衰えたビッグネームを相手に稼ぎまくるだけだろう。
「将来、井上尚弥と戦いたい」とか言ってるらしいが、井上となんて絶対に戦うわけないし、中谷潤人とだって戦わないに決まっている。
どんだけジェシー・ロドリゲスに幻想を抱いているんだよ、日本のボクオタ連中はよ。
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