いやいや、疲れました。
もう負けるかと思った・・・
2ラウンドのあのダウンシーン。恐怖に震えました。
パンチ受けて一瞬動きが止まってから、ドスンと尻から落ちたもんね。誰もがこりゃヤバいと思ったのでは。
井上尚弥が過去最高に苦戦した試合というと、2019年のノニト・ドネア第1戦か若しくは2016年のペッチバンボーン戦でしょうか。
今日のラスベガスでの大苦戦は後者のほうを思い浮かべました。
腰痛やら拳の負傷やらで、深刻な体調不良だったあのペッチバンボーン戦ですね。
いつもと比べて一つ一つのパンチにパワーが感じられず、相手のパンチに対する反応も鈍い。パンチの的中率も悪かったような気がします。見てて非常にもどかしかった。
第7ラウンド、ダウンを奪い返す前の攻防で、カルデナスに押し負け、ロープに寄りかかって手が出なくなる場面もありましたね。(打ち疲れてガス欠になったのかと思った)
スタミナ、体力面でも不安が残りました。
これらはいったい何が原因だったのだろう?
2ラウンドのダウンのダメージ?
それはもちろんあったはずだけど、しかしダウンの前にもカルデナスの右?を食って鼻血出してるし、試合開始当初からおかしかったと思う。
ペッチバンボーン戦のような腰痛ではないにしても、何か重大な体調不良でもあったのかな。
それとも懸念されるような加齢による衰え、反射神経や動体視力の劣化? ついに井上尚弥にもそのときが来たのか。
うん、分からない。
この1試合だけで分かるわけないんだけど、確かだと思えることが一つ。
おそらく彼は相当疲労しているのではないか? 肉体的にも精神的にも。
じっさい疲れた顔してると思いません?
ここ2試合くらいはサム・グッドマンに振り回されて、相手や日程がコロコロ変更になってさ。(前回の試合のあと、疲れましたって言ってたね)
今回は久しぶりの海外試合で調整も大変だっただろう。
日本と違って試合前の会見やイベントも盛りだくさん。インタビューとかそんなものに付き合うだけで疲れそうなのに、ファンサービスまで律儀にこなしちゃって。
公式会見では「しっかりしたボクシングを見せて中盤KOがいちばんいい終わり方」なんて言って、自らハードル上げてるし。
毎試合、完璧な内容でのKO勝利を求められ、それに全力で応えている。ほんと立派すぎる。
週末の3日連続ボクシングイベント、ニューヨークとサウジアラビアの興行がいずれもショボい凡戦ばかりとなり、最後のラスベガスで井上が派手にKOするのを期待されたりして。
そんなものまで一身に背負わなくてもいいのにね。
カネロやライアンくんに爪の垢を煎じて飲ませてやりたいわ。(まあドーピング野郎の二人なんてどうでもいいか)
カルデナス戦以降も、9月にアフマダリエフ、12月にニック・ボール、そして来年に中谷潤人と、対戦スケジュールが詰まっている。
この際、ゆっくり休ませたほうがいいと思うけどな。
でもアフマダリエフとの試合は9月に契約成立しているらしいし、いまさら中止にできないんだろうな~。



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