井上尚弥vsテレンス・ジョン・ドヘニー


同居の母親にもコロナがうつっちゃいました。

喉の調子がおかしい、と訴えて、病院で検査受けたら、みごとにコロナ陽性判定・・・

イカンなー。

幸いにも、喉の不調のみで、発熱やその他の症状は出ず。

もちろん油断はできませんけど。

ちなみに自分の症状はというと、相変わらず37度5分くらいの微熱が続いていて、喉の違和感、咳、頭痛、倦怠感、節々の痛みなど。

ひとつひとつはさほど深刻ではないものの、多種多様な症状が居座っていて、厄介きわまりない。

数日はこんな状態が続くのかな。

メンドクセーよー。


・・・それでですね、コロナとはぜんぜん関係ない話になりますが、先週おこなわれた井上尚弥様の試合。

もう1週間も経っているので今さらではあるけれど、ちょっとばかり書いておきます。

相手のTJ・ドヘニーは苦労人の元世界王者で、タパレスやネリーみたいな体重超過野郎でもドーピング野郎でもない、至極真っ当なボクサー。

防衛戦の相手としては普通だと思いますが、ただしもう37歳で、風貌はいかにもオッサンて感じ。

侮れない実力者ではあるが、尚弥様が負けることはまずないだろう。

しかし、ドヘニーがジャフェスリー・ラミドを、1ラウンドものすごい左一発でKOした試合。

あの強烈な一撃を見た者は、やっぱり一抹の不安を感じていたと思います。

(ちなみにラミドというボクサーは、ボクオタが過大評価していたこともあり、自分は好きではなかったので、あの試合でドヘニーの左が炸裂したときは快哉を叫びました😆)

前回、尚弥様はルイス・ネリーの左で不覚のダウンを喫したこともあり、もしまた序盤にドヘニーの左をもらってしまったら・・・

おそらくドヘニーは最初から左のビッグパンチを狙ってくるだろうと、かなり緊張しながらLemino(レミノ)のライブ配信をみていました。

ところがドヘニーさんは、ぜんぜん勝負をかけてくる気配なく、最初からバックギアに入れっぱなしで、逃げ腰、へっぴり腰スタイルに終始。

うーん、序盤に勝負をかけないと、尚弥様に勝つ可能性ゼロじゃないか?

今回は尚弥様も無理な攻めは一切なし。慎重にプレッシャーをかけながら、ボディショットでじわじわとドヘニーの肉体と心を削ってくる。

とくに前足(左足)を外に踏み込んでからの右ストレートボディ。これが有効でしたね。

スティーブン・フルトン戦で再三みせた左ストレートのボディブローもそうですが、見た目は地味そうでも、うまく使えばとても有効なパンチ、攻撃を披露してくれる。

おそらくワタシが気付いていないだけで、あらゆる場面でそういった細かなスキルを見せているのでしょう。

ただ強いだけではない、なんとも奥の深いファイターです。

だから前にも言ったんだ。井上尚弥以外なんにもいらないって。

・・・けっきょく試合は、最後、ドヘニーさんが腰を痛めたとかで戦意喪失。井上尚弥の7回TKO勝利で終わりました。

今回は尚弥様にしては地味な展開というか、エキサイティングさに欠ける試合内容でしたが、今後も我々を楽しませてくれるでしょう。

次の試合が楽しみです。(次はクリスマスにグッドマン戦?)


(追記)

いちおう他の試合の感想も。

第一試合  日本Sバンタム級タイトル戦 下町俊貴vs津川龍也
下町が技術で上回り、危なげなく大差で判定勝利かなと思っていたら、8回に津川が左フックから右ストレートのコンビネーションを当て、鮮やかなダウンを奪う。これはビックリ。けっきょく倒しきれず、下町の判定勝ちに終わりましたが、津川の意志の強さを感じました。ナイスファイト。

第二試合  東洋太平洋ウェルター級タイトル戦 佐々木尽vsカミル・バラ
イケイケの佐々木尽とムキムキのオーストラリア人。その対比は面白かったです。

第三試合  WBA世界Sライト級挑戦者決定戦 平岡アンディvsイスマエル・バロッソ
アンディ、世界レベルのテストマッチとしては、内容・結果とも完璧。ボクオタが狂喜乱舞するかと思えましたが、案外そうでもないのね。そこまで評価されていない様子。なぜだろう? それにしてもバロッソさん、年寄りくさい外見だよね😆

第四試合  WBO世界バンタム級タイトルマッチ 武居由樹vs比嘉大吾
一進一退の好ファイトだったし、とくに比嘉は頑張ったと思う。やっぱりあのラッキーなダウンでポイントリードしたと考えたのかな? 露骨に逃げ切り態勢に入ったよね。一方の武居だが、アッパーのカウンターだけで戦うのは、さすがに効率が悪すぎるんじゃないか? 左フックももらいすぎだし、工夫すればもっと楽に勝てたはず。カウンター戦法はいいとして、アッパーだけじゃなくストレートも交えてさ。ロープに詰まるより、自分からプレッシャーかけて、相手に打たせてからカウンターを狙えばいいのでは? 見ててもどかしい戦い方だった。


コメント

タイトルとURLをコピーしました