PRIME VIDEO BOXING 13


重岡銀次朗選手のことがあって、素直に楽しむ気分ではなかったのですが、やっぱり見ておかなければならないだろうと、AmazonPrimeのライブ配信で観戦しました。

(あれ? 前回のPRIME VIDEO BOXING 12って、誰の試合だったっけ? 調べてみたら井上vsカルデナスだった。そういやそうだった)


以下、感想です。


█ バンタム級10回戦   増田陸 vs ミシェル・バンケス
第1ラウンド、バンケスさんあまり強そうじゃないなと思っていたら、増田の左ストレート一発で試合終了。あれは倒れた瞬間にストップしてもいいんじゃなかろうか。増田やっぱりパンチあるな~。

█ WBOアジア太平洋バンタム級王座決定戦  坪井智也 vs バン・タオ・トラン
アマ世界選手権金メダリスト、坪井智也のプロ2戦目。よく分かんないタイトル獲得したところで、日本最速タイ記録もクソもないと思うが、坪井のボクシング自体はハイクオリティであった。ロシアや旧ソ連系の超一流アマチュア上がりを見るかのようだった(大げさかな)。日本にもこんなプロ選手が出るようになったんだなと感慨深いです。まあハイレベルとはいえ、同じことを延々と繰り返すので、後半はやや退屈でしたけど。しかしこれも終盤ストップしてよかったんじゃないか? 相手に勝ち目なんかなかっただろうに。

█  バンタム級10回戦  那須川天心 vs ビクトル・サンティリャン
天心の出来は悪くなかった、と思う。実際、世界ランカーを相手に完勝。しかし物足りない(倒せなかったからではなく)。プロ転向初期のほうがまだ面白いボクシングだったような気がするのはなぜ? 当時に比べてボクサーとしての完成度は明らかに上回っているのにね。あ、第6ラウンドのド派手なアッパーは良かった。必殺技をもっと出せ。

█  WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦  中谷潤人 vs 西田凌佑
6ラウンド終了後、西田陣営が棄権を申し出て、心底ホッとした。右肩の脱臼が直接の原因かもしれないが、脱臼がなかったとしても止めるべきだった。あれ以上やっても無意味。むしろ第5ラウンドでストップしてもよかった。最初の1、2ラウンドでほぼ勝負は決していたように思う。第4ラウンドは西田が取ったかもしれないが、あれが精一杯の抵抗だった。戦前、西田はもっともっと中谷を苦しめると思っていたが、中谷のパワーに押し潰されてしまった。どう見ても中谷の圧勝。火力が違いすぎた。井上尚弥もそうだが、中谷に対抗するにはある程度パンチ力がないと話にならないのだろう。やはり井上が相手を務めるしかないのか?


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