2日間にわたって東京・有明アリーナで開催された「Prime Video Boxing 10」。
Amazonプライムのライブ配信を楽しませていただきました。
簡単に試合の感想を述べたいと思いますが、その前に最悪のクズ野郎について一言。
昨日、前日計量で体重超過を犯し、失格となったジョンリエル・カシメロが、しれっと試合に出場。米国のサウル・サンチェスと対戦し、律儀に体重を守った相手をボコボコにして1ラウンドKO勝利をおさめたという。
インチキで勝ったくせにリング上で大喜び。インタビューでもまったく悪びれずに「「自分には計量なんて関係ない。いっぱい食べた」などと言い放ったそうで。
日本のボクシング界はもう、ジョンリエル・カシメロという男と関わるな。
必要ないだろ、あんなやつ。
話題にすらしたくないし、名前を聞くのも、あの阿呆ヅラを見るのも不愉快きわまりない。(言っておきますがカシメロの試合映像等はまったく見てません。胸くそ悪くなるだけだから)
とりわけ腹が立つのは、クソ野郎といっしょにまだ井上尚弥の名前が出ること。
ただでさえ井上尚弥は、マーロン・タパレスやルイス・ネリーら2人も、クズの体重超過野郎の相手をしてやったというのに。
もうたくさんだ。消えろ、クソ野郎!
・・・口汚い罵声はこのへんにして、「Prime Video Boxing 10」の感想をば。
█ WBC世界Lフライ王座決定戦 岩田翔吉vsハイロ・ノリエガ
短くもエキサイティングな内容・決着でした。
█ WBA世界フライ級タイトル戦 ユーリ阿久井政悟vsタナンチャイ・チャルンパック
タナンチャイは畑中の息子に勝っただけあって、意外に実力者であったが、それにしたって単調すぎるな、ユーリは。その強打をもっと生かせるような戦い方を工夫してほしい。
█ WBC世界フライ級王座決定戦 寺地拳四朗vsクリストファー・ロサレス
打たせずに打つスタイルに戻し、ケンシロウは危なげない内容で完勝。ロサレス陣営にドーピング野郎のカネロと、ドーピング師匠のレイノソがいましたね。おまえら日本に来るなよ。
█ WBA世界バンタム級タイトル戦 堤聖也vs井上拓真
井上拓真は堤聖也の恐るべき執念と根性に屈した形。堤と対戦したら誰が相手でもあんな感じになるのでは? 勝敗はともかく、中谷潤人や井上尚弥でさえ、堤と戦ったら手こずりそうな気がする。(ホセ・メンドーサを苦しめた矢吹丈みたいな?)
█ WBO世界Lフライ級タイトル戦 アンソニー・オラスクアガvsジョナサン・ゴンサレス
開始早々にアクシデントで唐突な試合ストップ。なんだそりゃ。この試合がメインじゃなくてよかったね。
█ WBO世界Sフライ級タイトル戦 田中恒成vs プメレレ・カフ
ボクシングをよく知らない視聴者層にはいちばん面白い試合だったんじゃないか。田中はどうしても打ち終わりを狙われるので、こっちから打つのではなく、まず相手に手を出させてから攻めるのを徹底すべきだろう。最後の判定コール、「・・・アンド、ニュー!」でカフ陣営が喜びに泣き崩れた場面は、ちょっと感動しました。
█ WBOアジア太平洋バンタム級王座決定戦 那須川天心vsジェルウィン・アシロ
ムチャクチャ眠かった。耐えきれなくて途中寝てたかも。天心は体調に問題あったのかな? 動きがぜんぜん良くなかったように思う。
█ WBC世界バンタム級タイトル戦 中谷潤人vsペッチ・ソー・チットパッタナ
ペッチってあんなタフファイトのできる選手だったんだ。勇敢に打ち合ってくれたので面白い試合になったが、それでも中谷の圧倒的なKO勝利。こんなのにどうやって勝つんだ? まるでレナードとやる前のハーンズみたいだな。もし戦うのなら井上尚弥はどんな戦略を立ててくるだろう?
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