大阪府立体育館(エディオンアリーナ大阪)で行われたボクシング試合を、Amazonプライムで観戦しました。
しかし、メインの試合は、観てて寿命が縮まるかと思った。なんなんだ、あのムチャクチャな打ち合いは。
ギリギリのところで勝利をたぐり寄せたことは凄いが、拳四郎よ、いくらなんでもまともにパンチをもらいすぎじゃないか?
打ち合い上等で、強引に相手をねじ伏せるスタイルはエキサイティングだけれども、こんな試合を続けるのならさすがに身体が心配だわ。
とりあえず拳四郎さん、ゆっくり休んでダメージを抜いてください。
セミの那須川天心は、拍子抜けする決着(ちょっぴり天心が気の毒)だったものの、出来自体はとても良かったのではないかな。
過去2戦は、こんな難しいこともできるんだぜとばかりに、難解なテクニックを見せつけることに忙しく、無駄に試合を長引かせていた感がありました。
解説の村田諒太も言っていましたが、今回は無駄な動きが少なく、ひじょうに研ぎ澄まされたボクシングを披露したように思います。
やっぱりスター性がありますよね、彼。
能登半島地震の被災者へ寄付した件も、個人的には好感を抱かずにはいられない。
今後も期待しています。
ところでこの試合のレフェリーを務めた池原信遂さんですが、彼は富山県入善町出身の元プロボクサーで、ちょうど16年前に同じ大阪府立体育館で世界バンタム級王座に挑戦したことがあるんですよね。
当時ワタシも現地に飛んで生観戦しました。
懐かしいな~。
WBA世界フライ級タイトル戦は、ユーリ阿久井政悟が判定でベルト奪取に成功。
リングアナが読み上げる採点(116-112 117-111 119-109)を聞いて、絶対に負けたと思ったが、結果は逆で阿久井の勝利。
阿久井という選手には、何が何でも自分の強打を相手にぶち込んでやるといった、おそろしいまでの鉄の意志を感じました。
その気迫に圧されて、ダラキアンもさばき切れていなかったですね。
それでも強打が爆発してダウンを奪うまでには至らず、逃げ切られたかもしれんと思ったのですが、まさかの大差判定勝ち。
どうも昔からのボクシング好きは、日本人に厳しく採点しちゃう傾向があるのかも。
なんにしても阿久井選手、おめでとうございます。
前座8回戦の辰吉寿以輝vs与那覇勇気は、辰吉の判定勝ち。
辰吉寿以輝って、左フックが強い、くらいのイメージしかなかったけど、今日はとても堅実なボクシングを披露。
採点は2-0だったが、辰吉の勝ちは明白だった。
父ちゃんが父ちゃんだから、どうしても注目を集めてしまう存在だが、頑張ってほしいです。
(・・・しかし最近ボクシングの記事ばっかだな)
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