全国警備業協会発行の「演習問題集 改訂版」ですが、学科試験の部分だけ、ざっと目を通してみました。
問題集には全部で102個の問題が載っていて、問題1から問題82(第1~3章)までは1~4号の警備業務関連、問題83~102(第4~5章)は契約や保険に関する問題です。
現場でずっと警備業務に従事していたワタシのような者にとって、第4~5章の契約や保険に関する部分はひじょうに取っつきにくいです。
しかし、セキュリティ・プランナー受講者には警備会社の営業職の方が多いそうなので、そちらは逆に第1~3章のほうが苦労するのでしょうか。
ひととおり問題集をながめて、あらためて感じたのですが、学科試験だけしか受けなくていいのなら、一夜漬けの勉強でじゅうぶん合格圏内に入れそうですよね。
問題集を3回くらい繰り返しこなせば、もう大丈夫っぽく思います。
問題 つぎは身辺警備業務に使用する資機材等の記述だが間違いはどれか。
① 車載用無線機、携帯用無線機、携帯電話、盗聴器
② 警戒棒、鉄板入りバッグ
③ 防弾・防刃チョッキ
④ フラッシュライト、カラーボール
⑤ 金属探知機、エックス線透視手荷物検査装置
正解は①。盗聴器ではなく盗聴探知機。
施設2級や雑踏2級の問題集も、最近よく目を通す機会があるのですが、くだらなさすぎる引っかけ問題が多いように思います。
問題 つぎは身辺警備業務に関わる「ストーカー行為等の規制等に関する法律」についての記述だが間違いはどれか。
① この法律は、ストーカー行為等を処罰するなど必要な規制と、被害者に対する援助等を定めている。
② この法律によって規制の対象となるのは「つきまとい等」と「ストーカー行為」の二つである。
③ 警察署長等の警告に従わない場合は、都道府県公安委員会が禁止命令を行うことができる。
④ 上記③の禁止命令に違反して「ストーカー行為」行った者は、6か月以下の懲役又は50万円以下の罰金が科される。
⑤ ストーカー行為は、被害者の告訴がなくても、警察が検挙することができる。
正解は④。2年以下の懲役又は200万円以下の罰金ですね。
このストーカー関連の問題は、2年前に受験したときに出題された記憶があります。(ただし一字一句そっくりそのままじゃないですよ)
たしか教本にはストーカー行為の法律について言及されている部分はなかったはず。
つまり問題集を読んでいないと解けないわけですね。(まあ法律にムチャクチャ詳しい人は別として)
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