(講習本番編 ~ 技能実習1時限目)
今回からは「技能実習」の内容を紹介していきます。
「技能実習」は講習2日目の5時限目から始まりますが、このとき実習に使用するA3用紙の資料がまとめてごっそり配布されます。
なにも知らずに参加した場合、ここでいきなり資料の束を目の当たりにして、周章狼狽することになります。(1回目に受検したときの自分がそうでした)
まずは技能実習1時限目。
「【共通1】交通誘導警備業務における事前確認事項」です。
使用するA3資料は問題用紙と答案用紙が1枚ずつ。(あとから模範解答用紙も配られます)
実習問題の内容は、「商業施設のオープンに向け、施設担当者と交通誘導警備の打合せをする」との状況設定で、打合せで確認すべき事項(周辺の交通環境など3項目)を具体的に書け、というものです。
問題文を読んだあと、約10分間ほど与えられて、3項目5個ずつ答えを書かされます。
それから前後左右の受講者と組まされて、グループワーク討論みたいなこともやります。(大阪会場ではそうでした)
事前に資料を手に入れて、きちんと目を通していればまったく問題ありませんが、そうでない(資料が入手できなかった)方は、最初からハードルの高さを感じることでしょう。
技能実習1時限目と2時限目の内容は、問題集にはまったく出ておらず、予習などしようもない。
そんなんで、たった10分くらいの間に、なんの予備知識もなく、10個も15個も気の利いた解答文を書けるわけないです。
なのに、周りの受講者は、涼しい顔でスラスラと答えを書いていく。ひじょうに焦ります。
が、ご安心ください。
余裕こいている人たちは、模範解答をそのまま書いているだけです。
あと、模範解答といっても、それだけが正解というわけではなく、じつは正解なんてあって無いようなものでして、よっぽどトンチンカンな答えでなければなんでもいいんです。
「・・・について警察との協議は進んでいるか?」とか「・・・について周辺住民との協議は済んでいるか?」とか、「・・・の運行予定はあるか?」、「施設のオープン時には○○を行う予定があるか?」とかね。
格好いい言葉や洒落た言い回しは必要ありません。
思いつくままにどんどん書いていきましょう。
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