処遇指標


前回話題にした刑務所ですが、自分が警備の仕事をしていたのは、いわゆる「B(級)刑務所」です。

刑務所はまず、大まかにA(級)とB(級)に分類されまして、


A: 犯罪傾向の進んでいない者 (初犯者。ただし暴力団関係者はのぞく)
B: 犯罪傾向の進んでいる者(再犯・累犯・反社会的勢力)


・・・という感じ。(処遇指標といいます。昔は収容分類級と言ってたらしい)

それで、刑期が10年以上の受刑者を収容する刑務所は、頭にL(Long)が付きます。


LB: 刑期が10年以上で犯罪傾向の進んでいる者


つまりいちばんヤバいのは「LB(級)刑務所」ということですね。

中部管区だと岐阜刑務所がLBに該当します。

刑務所で勤務していた当時、そこの職員(刑務官)が「ここはB級だからぜんぜん大したことないよ」なーんて言っていましたね。

ここが大したことないなら、LBっていったいどれだけ凄いところなんだ? と背筋に虚ろな波動をおぼえたものです。

そうそう、あの超有名な「網走刑務所」が、ただのB刑務所に分類されているのにもびっくりしました。

てっきり今でも、凶悪犯ばかりのLB刑務所だと思ってたわい。


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