先々月、北海道で「路上に手榴弾が落ちていた」という出来事がありました。
けっきょく、おもちゃの手榴弾だったわけですが、付近の住民には避難指示が出て、自衛隊も出動しての大騒ぎだったようです。
迷惑にもほどがありますね。
ところで先日、フランスでも手榴弾に関する悲惨なニュースを見かけました。
こちらはホンモノの手榴弾で、高校の男子生徒が、手榴弾で片手を失う重傷を負ったとのこと。
北部ランスでの高校生らが続ける学校封鎖デモの現場で、治安部隊との衝突が発生し、警察が群集制圧用に使用した衝撃手榴弾により、15歳の男子高校生が片手を失ったそうです。
警官隊から投げられた手榴弾を、男子生徒が拾おうとした、あるいは投げ返そうとした際に、手元で爆発した可能性についても報じられているみたいですね。
・・・ぜんぜん関係ない話になりますが、この「手榴弾を投げ返そうとした」で、思い出したことがあります。
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉です。
こち亀の両さんです。
連載初期の頃(ものすごく大昔)、ヤクザの出入りに巻き込まれた両さんが、投げられた手榴弾を逆に投げ返した場面があったような・・・
調べてみると、やっぱりありました。
コミックス第7巻に収録されている「マシンガンの男⁉の巻」です。
これって50年くらい前に掲載された回だよね?
懐かしさのあまり、電子書籍で『こちら葛飾区亀有公園前派出所』第7巻を購入しちゃいました。
わははは。
さっそく読みましたが、けっこう内容を憶えているもんですね。
いつものように派出所勤務をサボっている両さん。
街の洋服店でトレンチコートを試着していたところ、凄腕の殺し屋と間違えられて、両さんはなし崩しに暴力団の組事務所へ連れ込まれてしまいます。
そこで組同士の抗争が勃発し、銃撃戦となります。
手榴弾が投げ込まれ、思わず手でキャッチしてしまう両さん。
「うぎゃあ、手榴弾!!」
両さんはあわてて手榴弾を敵へ投げ返すと、爆発して相手の兵隊たちが吹っ飛びます。
「手榴弾をなげかえしやがった!」
「すごい男がむこうにいるな!」
相手方からは畏怖を、味方?からは「すごいぜ、アニキ!」と賞賛を受けますが、両さんはもちろん楽しんでいる余裕はありません。
(このオレがなんでヤクザのでいりの仲間にならなきゃいけないんだ。おれは警察・・・)
そこへ相手方の機関銃掃射がなされ、両さんの着ていたトレンチコートがズタボロになります。(よく身体に当たらなかったよな)
洋服店で試着したままのコートです。
借り物のコートを穴だらけにされて、両さんはぶち切れ、マシンガンを乱射しながら吠えます。
「やい! おまえらの責任者をだせ! わしのコートを弁償しろ!」
けっきょく銃撃戦の主役となって大暴れ。
最後のコマで、両さんは翌日の新聞の一面を堂々飾り、「警視庁警察官にそのような男に該当する人物はいない」と警視庁は発表。
「ついにあいつ・・・警視庁からもみはなされたか・・・」
大原部長がタバコを吸いながら、しみじみとつぶやく。
『こち亀』のよくあるオチで終わります。
白昼堂々から、警察官が暴力団の銃撃戦に巻き込まれて、手榴弾やマシンガンをぶっ放すなんて、完全にファンタジーの世界ですが。(笑)
初期の『こち亀』は、現実の倫理観など無視した「何でもありのハチャメチャさ」がありましたね。
なんか、最初から読み返したくなってきましたが、いっぱいありすぎる(200巻!)ので、またこんどの機会に。
今回は第7巻だけでやめときます。
そういえば漫画では、手榴弾(てりゅうだん)ってルビついているね。
昔は(てりゅうだん)で、いまは(しゅりゅうだん)が一般的な読み方なのかな。
そうそう手投げ弾という言い方もあるよね。(どーでもいい)




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