横浜BUNTAIで行われたWBA世界ライトフライ級王座決定戦を、Leminoの配信で視聴しました。
志成ジムの23歳、吉良大弥が、ベネズエラのカルロス・カニサレスを相手に、7回TKO勝ち。
デビューわずか5戦目での世界王座奪取を見事に果たしました。
吉良大弥選手、絶賛の嵐ですね。
試合内容・フィニッシュともに完璧だったから無理もありません。
しかも相手がカルロス・カニサレス。
寺地拳四朗をあと一歩まで追いつめた、あのカニサレスですよ。
プロキャリアの浅い吉良には骨のありすぎる相手なのではないか。
勝てないとは思わないが、現段階での吉良の力量が、カニサレスを確実に上回っているとはもっと思えない。
戦前はみんな、だいたいこのように考えていたのではないでしょうか。
ようは自分を含めて、見る目がなかっただけ。
吉良の真のポテンシャルを見極める力がなかっただけですね。
偉そうなこと言ってても、しょせんボクオタなんてこの程度なのでしょう。

それにしても、吉良大弥。
なにか違う。
これまでとはなにか違う気がする。
なんだろう?
過去に見てきた「期待の新人」「有望株」「ビッグホープ」たち(最近は「プロスペクト」って言うんだっけ)とは、一線を画しているように思えます。
吉良大弥にかぎらず、同じ志成ジムの堤兄弟、大橋ジムの藤木勇我や片岡兄弟、中山聖也、帝拳ジムの坪井智也に中山颯太。
このあたりのプロスペクトたちは、今までとは次元が違うように感じてなりません。
たとえば”キング”こと藤木勇我。
吉良大弥の前座でも試合をしていましたが、「その強さがいまいち分からない」「そこまで超絶な強さを感じられない」という声が多いですよね。
じつはワタシもそうです。
「なんだこいつ強ええええええ!!! 」
って、圧倒的な力量を感じられない。
キングと呼ばれるほどの凄さが見えないんですよね。(まあモンスターも最初はそうでしたが)
しかし、我々素人には、決して分からないものがあるのでしょう。
吉良もそうでしたが、おそらく藤木たちも、たぶん相手が強ければ強いほど真価を発揮するような気がします。
今後、彼らがさらに上のステージに進んだとき、どんな素晴らしい景色をみせてくれるのでしょうか。(志成ジムの連中は体重調整がつねに不安だが😓)
アマチュア最高峰の技術と実績を携えてプロへとなだれ込んできた、日本が誇る超一級のタレント群。
くそボクオタどもよ、安心しろ。
近い将来、おまえらが抱いている海外コンプレックスなど、彼らが吹き飛ばしてくれるよ。
ボクシングの本場(笑)の米国やメキシコのボクサーを、無理に崇め奉る必要などなくなるよ。
(ふつう井上尚弥の存在だけでコンプレックスなど感じなくなるはずだけどね)

まさに「豊穣の時代」といえるほど、新世代のエリートたちのレベルは圧倒的なのですが、その一方で、日本のボクシング業界が抱える構造的な歪みは深刻です。
旧態依然とした業界のガバナンスや減量・安全管理の問題、興行構造の課題といった「負の側面」が、重くのしかかっています。
昭和の悪臭、じゃない悪習に縛られた闇を、いまだに抱え続けているのが現状です。
リングで戦う選手たちのポテンシャルは史上最高。
しかし、選手を管理し興行を打つシステム側が、「昭和の価値観」から抜け出せていません。
才能あふれる若きプロスペクトたちにとり、最大の障害が対戦相手ではなく、「国内の古きシステム」そのものになってしまうのではという危険性。
情けない話ですね。
彼らが正当な評価とビッグマッチのチャンスを得られる環境を、業界側が構築できるかどうかが、今後の最大の焦点と言えますな。




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