しつこいようですが、大昔の白黒映画を観るのが好きです。
どちらかというと笑える映画、楽しい映画が好み。
フランク・キャプラ監督の作品なんかは大好物です。
彼の作品はどれも楽しくてユーモアにあふれ、心温まるものばかり。
あまりにも楽天的すぎる、という向きもあるかしれないが、むしろそれだからこそ好きだ。
というわけで今回、キャプラ監督の代表作のひとつ、1936年に米国で制作・公開された『オペラハット』を、ネットの動画配信で鑑賞しました。
『オペラハット』(原題:Mr. Deeds Goes to Town )
これまでに何度かBS放送などで観ていますが、いつ観ても面白いですね。
この映画のあらすじは、
田舎育ちの純朴な青年ロングフェロー・ディーズが、思いがけず継いだ巨額の遺産をめぐり、都会の欲望や企みに惑わされそうになりながらも、持ち前の誠実さと温かい心で人々の心を開いていく感動的なヒューマン・コメディ
というものです。
まあキャプラ作品はどれも似たような感じなんですけどね。
好きな場面はいろいろあるのですが、まず映画の最初のほう、主人公が汽車で大都会ニューヨークへと出発するシーンです。
主人公が汽車に乗り込み、自分を見送りに来てくれた田舎町の人々に向けて、チューバを吹きながら別れの挨拶を返すところ。
田舎町の素朴であたたかな人間関係が感じられて、心にじわりときますね。
あと、主人公が大都会ニューヨークで出会う、モロー氏というイカれた芸術家。
あいつは最高だ!
ワタシも「Back to Nature!」と叫びながら、モロー氏といっしょに乱痴気騒ぎをしてみたいと思いました。
モロー氏と夜の街で飲み明かして帰宅した翌朝の、主人公と執事の会話がまた爆笑もの。
「・・・昨夜は大酒をお飲みになったようですな。昨夜のことはほとんどお忘れでは?」
「全部おぼえてるさ。ズボンを取ってくれ。電話番号のメモがある」
「ズボンはありません。履かずにお帰りになりました」
「なんだって?」
「パンツ1枚でお戻りになりました」
「パンツ1枚?」
「そうです」
「そんなバカな。そんな格好で外を歩いていたら警察に逮捕されるだろ」
「ええ、警官ふたりもそのように」
「警官?」
「旦那さまを邸までお連れくださった警官です。旦那様は男性とふたりで、通りで叫んでいたそうです。Back to Nature! (自然に帰れ)服を着るのは文明の病だ!と」
「・・・モローの電話には居留守を使ってくれ。偉大な作家だが・・・彼はどうかしてる」
「イエスサー」
いやー、面白すぎる。
この場面大好き! 最高!




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